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日本の洋食文化とともに、50年。

日本の洋食文化とともに、50年。
日本の洋食文化に欠かせないデミグラスソース。
このソースをお店で買えるのは日本だけ、ということをご存知でしょうか?
ハインツ日本が世界で初めて業務用デミグラスソースを開発してから50年。
このサイトでは、これまで支えていただいたお客様への感謝の気持ちをこめて、デミグラスソース開発の歴史やご家庭で手軽に楽しめるレシピをご紹介します。
BRAND
HISTORY
- 1961
- 1964
- 1970
- 1974
01

求む!日本独自の商品開発
1961年、ハインツ社は日本の日魯漁業(現在の株式会社マルハニチロ)との合弁会社として日魯ハインツ株式会社を創業しました。
当時の主力商品はトマトケチャップやベビーフード。
しかし米国と同じ商品をそのまま販売しても日本人には受け入れられず、業績は伸び悩んでいました。
ハインツ日本の業績を心配した米国本社は、視察のためシェフのポール・レスケを日本に送りこみます。レスケは当時丸の内ホテルの総料理長だった斎藤文次郎の案内で日本のレストランを数週間食べ歩き、本国とはあまりに違う日本の“洋食”の味に驚きました。
「日本で成功するには、日本人の舌に合う商品が必要だ」
日本独自の商品開発の必要性を痛感したレスケは、斎藤に日本の食文化に精通している日本人シェフを紹介するように頼みます。このとき斎藤が推薦したのが、丸の内ホテルの部下であり、ヨーロッパでのシェフ修行から帰国したばかりだった稲田英男でした。
02

ポール・レスキュー氏
料理人が挑んだ「世界初」
1964年、ハインツ日本の商品開発料理人に抜擢された稲田が最初に注目したのが、フランス料理に欠かせないデミグラスソースでした。
デミグラスソースは、肉や野菜から煮出したダシ(フォン)と、小麦粉と油脂をこがさないように長時間炒めて作るブラウンルゥを合わせたものを、鏡のような光沢が出るまで1週間ほど丁寧に煮詰めて作られます。このソースを作るには膨大な手間とコストがかかる上に、加熱時間や手加減を熟知した、腕利きの料理人も必要でした。
また当時は、ちょうど同年に開催された東京オリンピックの選手村で大量の料理を提供した経験から、多くの料理人たちが加工食品の必要性を実感していた時期でもありました。
「デミグラスソース作りにかける時間と手間を、他の料理のために使えたら……」
自らもプロの洋食料理人として、かねてからこうした思いを抱いていた稲田は、米国のハインツ本社でも着手していなかったデミグラスソースの商品化に乗り出したのです。
03

(1970年発売)
前途多難の缶詰づくり
稲田たちは厨房と同じ作り方にこだわりつつ、デミグラスソースを缶詰にするという前人未到の難題に挑戦しました。
最大の難関は、それまで料理人が感覚的に行っていた手作業を、厳密に数値化して機械作業に置き換えることでした。一定のクオリティを保つ生産法を編み出すには、膨大な量の試作と計算を繰り返さなくてはなりません。
さらに開発チームの頭を悩ませたのが仕上げの工程でした。ソースは缶に詰めた後、殺菌のため高温の釜の中で2時間熱し続ける必要があります。この最後の加熱にソースが影響を受け、理想の味から遠ざかってしまうのが問題でした。
開発チームの料理人たちは、工場生産や機械の仕組みを一から学んで試行錯誤をくり返しましたが、突破口を開けないまま何年もの月日が流れました。
それでも、厨房と同じようにガスの直火で小麦粉から作るデミグラスソース缶の開発を諦めることはありませんでした。
やがて、ソース作りに適した機械を探し続けていた開発チームは、和菓子の餡を練るために使われる「レオニーダー」という機械を導入します。これによって、ソースの要であるブラウンルゥ作りを機械で再現することがついに可能となりました。
最後の工程で味が変わってしまう問題も、殺菌時間を考慮して調理時の加熱時間を調整することで解決し、出荷の時点で理想の状態に仕上げることに成功します。
そして1970年、ついに世界初の業務用デミグラスソースが発売されたのです。
04

家庭用デミグラスソース
厨房での信頼、そして家庭へ
調理の手間を大幅に削減する業務用デミグラスソースは、画期的な商品として料理人たちから歓迎されるかに思われました。ところが、多くの料理人たちは既製品に仕事を奪われることへの抵抗感から、缶詰のソースを受け入れようとはしませんでした。
しかし、1970年の大阪万博を機に状況は一変します。それまで富裕層にしか馴染みのなかった西洋料理が大衆にも広く知られるようになり、一大洋食ブームが巻き起こったのです。
時間のかかる手作りにこだわっていては、急増したデミグラスソースの需要に対応しきれません。有名ホテルのシェフが率先して業務用ソースを活用したこともあり、徐々に料理人たちの間で缶詰ソースが受け入れられるようになりました。
料理人がその店独自の味に仕上げることを想定し、あえて完成の一歩手前「Ready to Cook」の状態で販売されたハインツのデミグラスソースは、どの店でも使えて味も本格的と評判を呼びます。
こうしてプロに厨房で使われることを目指したハインツのデミグラスソースは外食業界で認められ、1972年にはお店の味を手軽に再現できる家庭用デミグラスソースも発売されました。デミグラスソース缶は、日本ハインツを代表する大ヒット商品へと成長したのです。
日本の洋食産業と共に発展を遂げたハインツのデミグラスソースは、日本の洋食文化を支える「ソースの王様」として、今もレストランや家庭の食卓で愛され続けています。
SPECIAL
CONTENTS
SNSで人気の料理研究家リュウジさんのオリジナルデミグラスソースレシピを公開中!

料理研究家。TV・漫画のレシピ監修や、食品メーカー、大手スーパーマーケット等とのタイアップによるレシピ開発、自治体での講演も多数手がける。著書は累計75万部を突破。「今日食べたいものを今日作る!」をコンセプトに、Twitterで日夜更新する「簡単・爆速レシピ」が話題を集め、SNS総フォロワー数は約350万人。料理動画を公開しているYouTubeも大人気。
SNSで人気の料理研究家リュウジさんの
オリジナルデミグラスソースレシピを公開中!
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無⽔ビーフシチュー
牛肉に小麦粉をまぶしてから焼くことで、肉の旨みをギュッと閉じ込めます。長時間煮込んでも、旨みが抜けにくくなります。
RECIPERECIPE - 01
無⽔ビーフシチュー
- 調理時間
- 120分
- カロリー
- 506kcal(1人前換算)
- 塩分量
- 1.7g
材料
- ・ハインツ デミグラスソース1⽸
- ・牛肉500g
- ・玉ねぎ350g
- ・人参150g
- ・マッシュルーム1パック
- ・赤ワイン375cc
- ・酒大さじ3
- ・ケチャップ大さじ2
- ・コンソメ小さじ2と1/2
- ・バター20g
- ・にんにく2⽚
- ・うま味調味料5ふり
- ・薄力粉大さじ1
- ・オリーブオイル⼤さじ1
作り方
- 1.牛肉500gに塩こしょう少々、うま味調味料5ふり、薄力粉大さじ1をふり、オリーブオイル大さじ1で炒め取り出す。
- 2.玉ねぎ1個(350g)、ニンジン1本(150g)を炒め、1で取り出した牛肉、マッシュルーム1パック、赤ワイン375cc、酒大さじ3、ケチャップ大さじ2、コンソメ小さじ2と1/2を入れ沸かし、蓋をし1時間20分煮込む。
- 3.デミグラスソース1缶、バター20g、おろしにんにく2片を入れ数分煮込み完成。
牛肉に小麦粉をまぶしてから焼くことで、肉の旨みをギュッと閉じ込めます。長時間煮込んでも、旨みが抜けにくくなります。
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無水欧風ワインカレー
水でなくワインを使うことで、香りが良く、コクがアップします。
RECIPERECIPE - 02
無⽔欧⾵ワインカレー
- 調理時間
- 30分
- カロリー
- 476kcal(1人前換算)
- 塩分量
- 1.9g
材料
- ・ハインツ デミグラスソース1⽸
- ・牛こま切れ肉300g
- ・玉ねぎ350g
- ・マッシュルーム1パック
- ・赤ワイン300cc
- ・コンソメ大さじ1
- ・砂糖小さじ2
- ・ウスターソース小さじ1と1/2
- ・バター20g
- ・カレー粉大さじ2
作り方
- 1.玉ねぎ1個(350g)を油大さじ1で飴色に炒め、マッシュルーム1パック、牛こま切れ肉300gも入れ炒め、赤ワインを300cc入れてアルコールを飛ばす。
- 2.デミグラスソース1缶、コンソメ大さじ1、砂糖小さじ2、ウスターソース小さじ1と1/2、バター20g、おろしにんにく1片を入れ10分ほど煮込み、カレー粉大さじ2を入れかき混ぜて完成。
水でなくワインを使うことで、香りが良く、コクがアップします。
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デミ煮込みうどん
デミグラスソースと麺つゆが好相性。手軽に味がキリッと決まって美味しくできます。
RECIPERECIPE - 03
デミ煮込みうどん
- 調理時間
- 10分
- カロリー
- 740kcal(1人前換算)
- 塩分量
- 5.6g
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レンジデミ煮込みハンバーグ
電子レンジで加熱する際、ハンバーグがひび割れないように、合びき肉はよくこねましょう。
RECIPERECIPE - 04
レンジデミ煮込みハンバーグ
- 調理時間
- 20分
- カロリー
- 653kcal(1人前換算)
- 塩分量
- 5.5g
材料
- ・合びき肉150g
- ・パン粉大さじ3
- ・コンソメ小さじ1
- ・ハインツ デミグラスソース1/2缶
- ・しめじ50g
- ・バター5g
- ・砂糖小さじ1
- ・水大さじ1と1/2
- ・黒こしょう適量
- ・コーヒーポーション(ご自宅にあれば)2個
作り方
- 1.ボウルに合挽肉150g、パン粉大さじ3、コンソメ小さじ1/2、水大さじ1と1/2、黒こしょうを入れよくこねて成型する。
- 2.耐熱容器に、1と、デミグラスソース1/2缶、コンソメ小さじ1/2、しめじ50g、バター5g、砂糖小さじ1を入れラップを掛けて600Wの電子レンジで5分半加熱。取り出したらコーヒーポーション(ご自宅にあれば)と黒こしょうを入れて完成。
※もし加熱時間が足りないようなら、1分づつ追加で加熱してください。
電子レンジで加熱する際、ハンバーグがひび割れないように、合びき肉はよくこねましょう。
RECIPE
ハインツデミグラスソース50年の歴史の中で生まれたレシピから、
厳選された50種類を公開中。思わず作りたくなる・食べたくなる料理を、
是非お試し下さい。
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RECIPERECIPE - 05
簡単!本格ビーフシチュー
- 調理時間
- 130分
- カロリー
- 313kcal (1人分換算)
- 塩分量
- 1.7g
材料
- ・牛肉(シチュー用)300g
- ・たまねぎ1個(200g)
- ・じゃがいも1個(150g)
- ・にんじん1/2本(100g)
- ・ハインツ デミグラスソース1缶(290g)
- ・ハインツ トマトケチャップ大さじ1
- ・赤ワイン100ml
- ・水(圧力鍋を使う場合は200ml)300ml
- ・塩小さじ
- ・こしょう適量
- ・バター15g
- <トッピング>
- ・ブロッコリー80g
作り方
- 1.たまねぎはくし形切り、じゃがいもは大きめのひと口大に切り、にんじんは乱切りにする。ブロッコリーは小房にわけ、ゆでる。牛肉はひと口大に切り、分量の塩、こしょうをふり、軽くもみ込む。
- 2.厚手の鍋にバターを熱し、牛肉に焼き色がつくまで強火で焼く。
- 3.たまねぎ、にんじんを加え、たまねぎがしんなりするまで中火で炒める。
- 4.≪鍋の場合≫赤ワイン、水を加え、沸騰したらアクをとり、フタをして弱火で1時間30分ほど煮込む。★時間をかけて煮込むほど牛肉がやわらかくなりおいしく仕上がります。
≪圧力鍋の場合≫赤ワイン、水(200ml)を加え、沸騰したらアクをとり、フタをして15分ほど加圧して煮込む。 - 5.じゃがいも、デミグラスソース、トマトケチャップを加え、フタはしないで弱火で20分ほど時々かき混ぜながら、じゃがいもがやわらかくなるまで煮込む。
- 6.皿に5を盛り、ブロッコリーをトッピングする。
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RECIPERECIPE - 06
基本のデミキーマカレー 夏野菜ソテー添え
- 調理時間
- 15分
- カロリー
- -kcal (1人分換算)
- 塩分量
- -
材料
- ・合びき肉300g
- ・たまねぎ2個(400g)
- ・ハインツ デミグラスソース1缶
- ・ハインツ トマトケチャップ大さじ2
- ・カレーパウダー小さじ4
- ・水50cc
- ・塩適量
- ・こしょう少々
- ・ご飯4人分
- <つけあわせ>
- ・枝豆100g
- ・なす2~3本
- ・パプリカ(色はお好みで)1個
- ・サラダ油少々
作り方
- 1.たまねぎはみじん切りにする。フライパンにサラダ油を熱し、ひき肉を炒める。
- 2.肉の色が変わってきたら塩少々(親指と人差し指でつまんだ量)とこしょうをふり、たまねぎを加えてさらに炒める。
- 3.たまねぎが透明になり、しんなりとしてきたらカレーパウダーを加えて炒める。
- 4.3にデミグラスソースと水を加えて弱火で温める。
- 5.トマトケチャップ、塩小さじ1/2、こしょう少々で味を調える。
- 6.つけあわせの枝豆は塩ゆでしてさやから豆を取り出す。
- 7.なすは縦4等分に切って塩水にさらしてあくを抜く。パプリカは食べやすく切る。フライパンにサラダ油を熱し、なすとパプリカをそれぞれソテーする。
- 8.皿にご飯を盛り、5をかけ、7と枝豆をトッピングする。
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RECIPERECIPE - 08
たっぷり野菜の彩りデミキーマカレー
- 調理時間
- 20分
- カロリー
- -kcal (1人分換算)
- 塩分量
- -
材料
- ・合びき肉300g
- ・たまねぎ2個(400g)
- ・ピーマン4個
- ・かぼちゃ1/4個
- ・トマト2個
- ・ハインツ デミグラスソース1缶
- ・カレーパウダー小さじ4
- ・水100cc
- ・塩適量
- ・こしょう少々
- ・サラダ油適量
- ・ご飯4人分
作り方
- 1.たまねぎはみじん切り、ピーマンは粗みじん、かぼちゃとトマトは2cm角くらいに切る。
- 2.フライパンにサラダ油を熱し、ひき肉を炒める。色が変わってきたらたまねぎとかぼちゃ、カレーパウダーを加えてさらに炒める。
- 3.たまねぎがしんなりしたら塩少々(親指と人差し指でつまんだ量)とこしょうをふり、ピーマンと水を加えてフタをし、蒸し煮する。
- 4.かぼちゃに火が通ったらデミグラスソースとトマトを加え混ぜる。
- 5.ひと煮立ちしたら、塩小さじ1と1/2、こしょう少々で味を調える。
- 6.皿にご飯を盛り、5をかける。
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RECIPERECIPE - 09
圧力鍋で作る 牛スネ肉の本格シチュー
- 調理時間
- 70分
- カロリー
- 390kcal (1人分換算)
- 塩分量
- 2.5g
材料
- ・牛スネ肉600g
- ・たまねぎ1個(200g)
- ・にんじん1/2本(100g)
- ・れんこん100g
- ・A)ハインツ デミグラスソース1缶(290g)
- ・ハインツ トマトケチャップ大さじ1
- ・赤ワイン50ml
- ・水300ml
- ・塩小さじ1
- ・こしょう適量
- ・バター15g
作り方
- 1.たまねぎ、にんじんはひと口大に切り、れんこんは1cmの厚さの半月切りにする。
- 2.牛肉はひと口大に切り、塩、こしょうを強めにふり、軽くもみ込む。
- 3.フライパンにバター(10g)を熱し、牛肉に焼き色がつくまで強火で焼き、圧力鍋に移す。
- 4.Aを加えて強火にし、圧力がかかったら弱火で30分加圧して火を止める。
- 5.3のフライパンにバター(5g)を加え、1を中火で炒める。
- 6.圧力鍋の圧力が完全に下がったら、フタを開けて5を加え、フタはしないで弱火で20分ほど煮込む。